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カミナリタイムトライアル 下道3,000km旅日記①~日本のパレスチナ・高崎vs前橋~

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東京都足立区から友人と群馬に向かいます。

友人がお金を出してくれるという事なので外環・草加ICへ。

人の金で乗る高速、最高です。

高崎ICで関越道を下ります。でっかい中古車屋さん。

高崎市街地を行きます。群馬、ちょうどいい街ですよね。
前橋・高崎都市圏は東京大阪名古屋、札仙広福、岡山北九州に続き日本12位の規模となります。
これは静岡・浜松・新潟などの規模が小さい政令指定都市よりも高い順位で、意外と群馬は都会であると言えます。

しかし行った事がある人は良く分かると思いますが、いまいちインパクトの無い街に駅前ですよね。
都会感では明らかに上記の3市や宇都宮などの方が格上でしょう。これにはちゃんと理由があります。

引用:マピオン

「つる舞う形の群馬県」~上毛かるた
県庁所在地は人口32万人の前橋市となります。
その隣の高崎市、人口は37万人で県下最大の都市ですがまぁ大差ないですね。

そしてこの2市、因縁のライバルであり非常に仲が悪いです。
原因は明治維新まで遡ります。

明治維新前の江戸時代、高崎市と前橋市はそれぞれ高崎藩・前橋藩でありそもそも別々の藩でした。

廃藩置県で群馬県となり、県庁は高崎市・高崎城に置かれる事となりました。
ところが高崎城が軍施設として用いられる事となり、県庁は前橋へ。その後分裂等を繰り返した後、熊谷県を群馬県として現在まで続く第二次群馬県が成立。再び高崎に県庁が移る事となりました。

しかし上述の高崎城は軍事工場として利用されていた為に県庁が置けず、安国寺という場所に仮県庁を置く事に。上記は明治9年当時の仮県庁移転通達です。内容をまとめると、

・熊谷県(群馬県と入間県を併合した物)を分割合併し、北部が群馬県・南部が埼玉県に。
・県庁は高崎市へ。安国寺に仮庁舎を置く事に。
安国寺は土地が狭いため、各所に県庁機能を分散させて対応。

という内容です。最後がなかなかな内容ですよね。大丈夫なのでしょうか?

上記に登場する町名をマッピングしてみました。
結構離れていますよね…。無論上手くいかなかったようです💩
現場は大混乱を来し、知事(当時は県令)の責任が問われる事態に。

その為、新たに群馬県知事として就任した楫取素彦(吉田松陰の義弟)が大久保利通に「仮庁舎を前橋城に置きたい」と進言。許可を取り付けました。
高崎市民には「県庁移転はあくまで一時的なものであり、地租改正の業務が終了すれば県庁を高崎に戻す」と説明し納得させました。

一方そのころ前橋市。高崎藩とくっつけられて県庁を取られ前橋市民は不満タラタラです。
ところで当時の日本の基幹産業の一つが生糸生産です。(生糸生産に係る明治政府の道路政策の一つ、港国道に関しては¿√507?・国道149号線をどうぞ。)
群馬県の富岡製糸場が有名ですが、実は日本初の器械製糸場は前橋市・細ヶ沢に建設された物でした
前者が明治5年、後者が明治3年です。
上記の事実からも分かるように、前橋市は明治時代に製糸業で非常に発展した都市の一つであり、市内には製糸業で財を成した商人が多くいました。「県都前橋生糸の市」~上毛かるた

そんな生糸商人の一人、下村善太郎
彼をはじめとする前橋の商人たちは県庁の移転が地元の発展に繋がると考え、数十億円もの私財を投じ移庁による官舎新築費用の負担を提案。熱心な県庁誘致活動を行いました。

上記の誘致活動・及び土地活用の面などにおいて今更高崎に県庁を戻すメリットが無いと判断した楫取素彦は、住民には極秘で明治政府に県庁を前橋に置きたいと提案。1881年1月、突如太政官布告により正式に前橋に県庁が移転することが決定しました。

如何でしょうか。イギリスの三枚舌外交を彷彿とさせる内容です。
群馬は日本のパレスチナと呼んでも過言ではない地域だと私は思っています。

当然高崎市民は大激怒。大規模なデモが発生し軍隊が出動するかどうかといったレベルの騒ぎに。
最終的に裁判となりましたが、高崎市が敗訴。正式に前橋市に県庁が置かれる事となり、下村善太郎は前橋市長となりました。

以上の要因により政治都市・前橋と商業都市・高崎が分離してしまっており都心が2つある事が、群馬特有の比較的薄っぺらい都会が延々と続く街並みの一つの要因となっています。
前橋と高崎が合併する…という話も出たことがあり、合併が実現すればなかなか大きい規模の政令指定都市が出現する事となりメリットが多いように感じますが、結局実現に至っていません。

明治からの確執が今でも続いている証拠でしょう。
この話の締めに、高崎市・高崎市役所、前橋市・群馬県庁を見てみましょう。

引用:Wikipedia

高崎市役所。1998年竣工。
高さ102.5メートル。市役所庁舎としては全国4位で、政令指定都市以外では日本一。

群馬県庁。1999年竣工。
高さ153メートル。東京都庁に次ぐ2位で、道府県庁舎では日本一。

確実にバトルしてると思うのは僕だけでしょうか…。
まぁただ、国道17号から群馬県庁を見るとよく分かりますが、マジで周り何も無いです。
この写真からも県庁以外何も無い事がお分かりいただけると思います。

.…まぁ高崎の圧勝でしょうね💩

高崎で友人と落ち合いチャリ遊び。高崎環状線を往きます。

承太郎でタリアータまぜそばを頂きました。
マーーージで旨いです。高崎にお越しの際は是非。

その足で草津温泉へ。高崎から2時間くらいですね。
ちょうど大雪でマジで最高でした。

4日目 東京都足立区~群馬県高崎市・嬬恋村・草津町~東京都足立区 520km走行

道中にアトレーのイグニッションコイルがパンクして交換…。
なんぼ程壊れたら気済むねんこのクルマ…。

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