
6G7・V型6気筒 3000ccガソリンエンジン。

タイベル一式・補機ベルト交換です。


ファン・シュラウド・補機ベルト・各種テンショナを取り外します。

ファン周りを取り外すと結構広いスペースが生まれます。


オルタネーター(発電機)はフロントカバーに組み付けられている為外す事になります。
パワステポンプはステーを外し、適当に吊るしておきます。あとはポンポン外せばタイベルとご対面。


クランクプーリーは穴のみでサービスタップはありません。
上記のように対応しました。

クランクプーリー・サーモケース・ウォーターポンプを外します。
各種シール、テンショナ等交換していきます。
今回は苦労しませんでしたが、サービスタップが無い為クランクスプロケットとプーリーの嵌合部が固着し抜けなくなるのがあるあるなようです。そのため今回はスプロケットも新品に交換しました。
補修品専用スプロケット・対策品品番 1130A260
パジェロ、デリカ、チャレンジャーV6エンジンのクランクシャフトプーリーセンターボルト締付時注意事項 – 三菱自動車

ウォーターポンプ。V6の為かややこしい形をしており高額です。
1日目はここまでで終了。

お客様宅に馬がいてビックリ。

2日目です。タイベルテンショナプーリー調整用に専用工具が必要になります。
オートテンショナのピンがスルスル抜けるくらいのテンションに調整し、ピンを抜きます。

カムプーリー締め付けトルク 90Nm

タイミングベルトを組み付けます。

クランクシャフトプーリー 締め付け要領
ウェット締め付け 185Nmで締付後、完全に緩め再度185Nmで締結。
フレームを回り止めにすると非常に楽です。

フロントカバー、各種補機、プーリーやテンショナを組み付けます。

ベルトをかけ、ファン・シュラウドを戻します。


冷却水のエア抜きプラグはサーモケース上部とバッテリ上部辺り、ヒーターコア経路の途中から生えています。以上でタイベル交換終了です。ご依頼頂きありがとうございました。