彫刻ご依頼は→ページ2
普段は無理させまくってt8~t18の分厚いアルミプレートの切り出しをさせられている可哀想な当店の卓上CNCフライス・Kitmill RZ300。
今回は卓上機らしい使い方をしてみようということでZIPPOライターへの彫刻に挑戦してみようと思います。
まずはZIPPOの固定方法を考えます。
当然これではいけませんね💩
バイスが無いので、今回はカムクランプと治具を自作して固定することにしました。
モノタロウでカムスクリュを仕入れ、Fusionで本体を設計します。
最近どうもFusion 360の360が取れて名前が変わったっぽいです。
端材から削り完成。偏心スクリュを突っ込んでカムの要領でクランプします。
アルミをZ切り込み0.1mm程度でしか切削することが出来ない卓上CNCではワークに大した力がかかることは無い為、結構有用な固定方法だと思います。一緒に適当なブロックも作りました。
続いて端材からZIPPO固定用の治具を作ります。
独学3DCADですが大分慣れました。
最初は酔って久しぶりの片頭痛になったりしたんですが、今では2Dより楽に感じるので人間って慣れるものですね。
治具完成。
続いてプログラムを作ります。
今回はカミトラ(公式ブログ)のロゴを彫ってみることにします。
イラレでパスデータをDWGで出してFusionに読ませて2Dトレースで完成。便利なものです。
1mmスクエアエンドミル
z切り込み0.01mm 送り60mm/min 17000回転(100Wスピンドルオプション)
もっと行けそうな感じです。心配していたメッキもサクサク削れている様子です。
今回は日和ってスクエアで掘りましたがこれならボールエンドミルでも彫れそうですね。
完成品です。言う事ない仕上がりです。
拡大。綺麗に彫れています。