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ドリーム50 アルミ製カウルステー溶接修理

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インスタからご依頼を頂きました。
ドストレートにカッコイイですね~。阪神の藤川みたいなドリームです。

問題のカウルステーです。アルミ製で非常にというか引く程軽いです。
各部の溶接も非常に美しく、強度にも配慮が散りばめられており勉強になる非常に素晴らしい作りです。

とりあえずまず折れてますね。これの修理をします。

迷いましたが、開先を開けずガッツリ上から溶かしてのど厚を大きく取る事にします。

今回のような物を突き立てる溶接は隅肉溶接になりますね。
のど厚とは図の部分の厚みの事で、要は隅肉溶接時のビードの厚さの事です。

出来ました。歪み直しにかなりグニグニやりましたがビクともしないので大丈夫でしょう。

続いてネジ座の移動です。
非常に綺麗な手書き図面を頂き感動しました。

ガッツリ溶接されていてネジ座の流用は不可能ですので切り離します。
裏を返せばキッチリ溶接されており作りが良いという事ですね。

出来るだけ丸く戻します。

ネジ座を作ります。うちは旋盤が無いのでNCフライスでいきます。
FusionでCAM。

出来ました。2.5mmフラットエンドミルで3時間弱。


こういう時、クニペックスのプライヤーレンチは最高です。
相手を傷つけないのがいい。鉄板に耳を作ったりもできますし板金にもいい。
クランプ力はもはや万力。ブッシュ押し込んだりとかプレス的なことも出来る。

私はコレがクニペックスの最高傑作だと思っています。クニぺ買うならまずプライヤーレンチ。

色々使ったけどやっぱりバイスプライヤーは本家です。

しかも意外と高くない。それが良い。六角ボンダス・握りアーウィン、最高。

という訳で完成です。
6,600円+送料での作業とさせて頂きました。


完成したドリームを見るのが楽しみです!
@honda_rc112(Instagram)さん、ありがとうございました。

最近の写真。

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