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K50コレダ NCフライスでヘッドG/K作成

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今回は自分のバイクです。原付ですが。

もうかれこれ5年くらいになりますね。スズキのK50コレダという83年式のビジバイをしっちゃかめっちゃかにした物に乗っています。

AC50エンジンスワップ
57.5cc化(レトロ50レギュレーションで定められた排気量上限です。)
TM24キャブレター、ワンオフチャンバー、点火はKSR用の物を流用しています。
クラッチもダダ滑りしたので小僧強化してたり、一通り全て弄ってあります。

外装はコレダスポーツ・スクランブラー、AC90、B100などの物を組み合わせたキメラです。
ホイールはドリーム用18インチHリムを組んでいます。

東京でカミナリ族(60年代の日本の暴走族です。建設中の新宿副都心や晴海などで主にゼロヨンをしていたそうです)に憧れ、夜な夜な街を走り回った青春マシンです。
またツインリンクもてぎで行われた2019年のグッドオールデイズに出場し、レトロ50クラス走行タイム1位を取りました。

このコレダなのですが、若気の至りで完全にワンナイト仕様になっています。
壊れる限界までポート削って圧縮上げてロータリーディスクバルブ切って….ってやってた結果ですね。勉強にはなりました。

東京や京都の町中のストップ&ゴーが多い状況や、サーキットのタイムアタックなどでは問題ないのですが、島根のような国道を8割程度でずっと流すというような状況に向いておらず安定性がありません。

というかこないだ(こないだ言うて今年の春…)調子乗ってたら焼きました。
道端でバラしてエンジン下ろして無理やり家に持って帰って以降放置不動尊です。
人生で初めて焼いたので地味にショックですが、とりあえず直しましょう。

とりあえず圧縮を下げる方向性でまずはやってみます。
ピストンをハイトが低いものに交換し、実験がてらNCフライスで1mmのアルミ板からG/Kを切り出してみます。

ピストン到着です。NS系63cc用ピストンです。

コレダはボア44mmにすると57.5ccになるのですが、これはNS系エンジンでは63ccに相当します。スズキって結構ショートストロークなんですよね。

ピストンピン径も同じで、少し加工すればそのまま入ります。
Dioのピストンなんかも同じ要領で使えますね。

↑左がK50純正ピストン、右がNS系用デイトナピストン

このようにピストンピンからのハイトはNS系の方が低いので、入れるだけで相対的にポートも上がり良いことずくめです。

その分当然圧縮も補わなければなりません。
ちょうど友人が工業高校に通っていたので、OB面して工業高校に入りこんで先生と一緒にフライスでシリンダー上面をさらって圧縮を上げてあります。先生には100%バレてたと思います。本当にすみませんでした、ありがとうございました。

当然ヘッド面研もしてあります。工作機械がない場合はガラス板なんかの上にペーパー敷いてヘッドをガリガリ数時間削り続ける非常に辛い作業です。これは当時の元カノにやらせました(最悪)

↑左がNS系用キタコピストン(今回使用)、右が同デイトナピストン

キタコピストンはデイトナピストンよりさらにハイトが低くなっています。

今回は圧縮を下げたいのでキタコピストンを使用します。

スモールエンドベアリングの幅が違うので入るようにピストン内側をリューターで削ります。
ピストンスカートも数mm切断が必要になります。

焼き付き防止のオイル穴を開けて、各部バリ取りを行いシリンダーはペーパーで誤魔化して腰上の準備は完了です。

続いてはヘッドG/Kです。まずは計測ですね。

ThinkPad A285(X280のRyzenバージョンです)を中古で二束三文で買ったのでノートでFusionを使ってみましたがストレスないですね。でかいディスプレイ繋げばそれで良いかも…

借り物ハイスペックデスクもあるのですが軽いモデリングなら大差ない…AMD恐るべし。

って訳でNCデータ作って準備完了です。

今回は両面テープで加工していきます。薄いので切削条件も下げ目にして、2mmエンドミルでz切り込み0.08くらいで少し送り速度を下げて加工します。

組み立てとNCフライス加工動画です。

ヘッドG/K完成です。

サクッと組み完成です。
ほぼバラバラの状態から1時間かからず組みあがるのほんまに空冷カミナリ原付、最高ですね。整備性を具現化したような存在です。

とりあえず#230,#20入れてみましたがちょっと濃いですね~
カメラが音でブレちゃった….

気持ちいいですね。少しスプロケ下げたいな~
って訳でコレダ修理編でした。

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