
地元のガソリンスタンドのサービスカーとしてご成約頂いたクリッパー。
三菱OEMで3G83エンジン搭載。納車整備としてタイベル交換を行います。



3G83は軽としては珍しく振動消しのバランスシャフトが付いています。
タイミングベルトでオイルポンプを駆動し、そこから動力を取って回っています。(ウォーターポンプは補機ベルト駆動)
その為シングルカムですが合わせマークが3箇所あります。
変速比が違う為、クランク回転とバランサの回転は分かりやすく綺麗には同期しません。
合わせた後はオイルポンプも動かさないのが無難です。

交換部品一覧。通常のカムシール・クランクシールに加えオイルポンプシールも交換が必要になります。




タイベルをかけカバー、クランクプーリーを締め付けます。
セルを外し、ソケットを噛ませて回り止めにしました。
クランクプーリー締め付け要領
ウェット締め付け 123N・m→完全に緩める→123N・m
クランクシャフトプーリーセンターボルト整備時の点検要領 – 三菱自動車

補機ベルトを組み付け。


シャーシーブラックも塗装。
当店では足回りだけではなく、タイヤハウスやシャシ露出部、サイドシル裏など塗れる場所は全て塗っています。腐食防止も見た目も◯

ご成約頂きありがとうございました。